数学という詩

数学って何ていうか
僕が世界をどう見てるのかってことなんだと思うんだよね
人間が世界をどう認識してどう表現するのか
一番純粋な表現として数学がある
まるで人間の直感を表すような感覚
『はじめアルゴリズム』第9巻より
『はじめアルゴリズム』9巻
 『はじめアルゴリズム』9巻
  • 数学は世界の認識方法である
  • 僕や言葉や数や有限がなくなる向こう側に行って還ってくる

ほえーーーーー。
ってことはですよ、数学って「時空間的な外世界に入ることと、内世界に降りていくことが同時に起こっている」わけだから、それって古典的な踊りや祭儀と相似するし、詩とまったく同じ世界なんですねきっと。『はじめアルゴリズム』の主人公はじめが 「僕、言葉、数、有限がないあちら側」 にいって、なにかを持ちかえってくる行為(数学)は、詩作の行為そのものだもの。

数学者岡潔は、そのあちら側のことを『情』と言い、あちら側にいったりきたりすることとか、その運動を『懐かしさ』といったんだ、たぶん。

なんにせよ、ホントのコトは詩的にしか表現できないんだな。ということを多方面から感じる今日この頃です。

うん、詩を書かねばならない。

鹿児島出身東京経由小樽着。 小樽銭函エリア、春香山の麓『古本屋 DUAL BOOKs』店主。

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